膝 痛み 膝関節痛 原因 対策

変形性膝関節症の概要

変形性膝関節症(へんけいせい しつかんせつしょう)は、中高年に多い膝の病気です。これは膝関節の老化によって起こります。

 

これは膝関節の軟骨が磨り減り、膝の関節が変形することで痛みや炎症を起こす病気です。

 

軟骨が磨り減ると、膝関節の部分、大腿骨と頚骨の隙間が狭くなります。

 

大腿骨、頚骨それぞれの端には3,4ミリの厚さの軟骨があるので、エックス線で撮影すると大腿骨と頚骨の隙間は6~8ミリですが、軟骨が磨り減ると3~4ミリになっているのが分かります。

 

軟骨が磨り減ると骨同士が直接触れ合うようになるので、それが刺激となって関節面が硬くなったり、骨のへりに棘ができたり、堤防状のでっぱりができるようになります。

 

また関節包の内側の滑膜に炎症が起こるために、正常な状態では透明な関節液が黄色みがかった粘り気のある液体になりますので、この関節液を注射器で抜いて調べることで状態がわかります。