膝 痛み 膝関節痛 原因 対策

変形性膝関節症の原因

変形性膝関節症の原因で最も多いのが、筋力の衰えです。

 

膝関節を支えている筋肉の力が衰えると、膝関節の負担が増えます。
その結果膝関節の軟骨が磨り減り、痛みや炎症が起こります。

 

変形性膝関節症になりやすい人

 

肥満の人
肥満の人は、膝にかかる負荷が大きいので、軟骨が磨り減りやすいです。

 

運動不足の中高年
中高年になると運動不足によって脂肪がつきやすくなり体重が増えます。これによって膝や腰に負担がかかるようになります。

 

がに股の人
また日本人に多い「がに股」(O脚)も膝関節に負担をかけます。がに股の人は、膝が曲がった状態で負担がかかるので軟骨が磨り減りやすくなります。

 

 

変形性膝関節症の症状

 

症状には、ひざの痛み、こわばり、変形があります。これらは時間をかけて徐々に進行します。
進行状況を初期、中期、末期の3段階に分けて説明します。

 

初期の症状
朝起き上がったり、歩き出そうとすると、なんとなく膝に違和感を感じたり、重くて動かしづらかったり、鈍い痛みを感じたりします。しかし数分経つとそうした症状も自然に治まるので、自覚できない場合もあります。

 

症状が進むと、正座したり、階段の上り下りなどで膝の痛みを感じます。痛みは休んだり湿布などをすると治まります。

 

痛みと同時に膝関節の可動域が狭くなり、正座などができなくなります。

 

膝が十分に曲がらない状態を拘縮といって、変形性膝関節症の典型的な症状です。

 

そこで膝の痛みを避けるために歩かなくなると、足の筋肉や骨が衰えて拘縮は進行するという悪循環に陥ります。

 

中期の症状
初期との違いは、痛みの程度の違いです。中期になると休んでもなかなか痛みがとれません。
正座や階段の上り下りが困難になり、また関節内部の炎症が進むために膝が腫れ、発熱します。

 

関節内には、関節液があり、関節がスムーズに動かすための潤滑油の役割を果たしています。
炎症が起こると、この関節液の量が増えます。すると膝が腫れ、動かしにくくなります。

 

末期の症状
立ち上がったり、正座、階段の上り下りなどが困難になり日常生活に支障がでます。外出をしなくなるので、精神的にうつ状態や認知症になりやすくなります。